「ふぅ〜、疲れたぁ〜」普段からコンクリートジャングルを歩いている割には、体力がなくなっている自分に気付く。ふと立ち止まって周りを見渡すと、大きな緑の木々や10mもある太い竹が一面を覆っている。そう、ここはまさしく本物のジャングルの中である。カオラックから車で1時間ほど北上すると、大自然が広がるカオソック国立公園がある。公園の入口から2Hも歩くと、綺麗な滝が見えてくる。ラフティングや象のトレッキングが楽しめる。しかし俺の興味は世界一大きい花と言われるラフレシアを一目見たくて、森林の中を歩いてきたのだ。
ヤ 世界最大の花ラフレシアを
  見ることが出来ます。

ラフレシアは東南アジアの一部の地域でしか見る事の出来ない世界最大の花です。花の咲く時期は特定していなく、開花してから3日から7日程で枯れてしまうという今だ生体系が明らかになっていない神秘の植物です。

木陰の中は澄んだ空気が流れ、時折気持ちの良い風が頬を伝う。それでも1時間も歩いていると身体中の毛穴から玉のような汗が噴出してくる。途中の小川で顔を洗う。「う〜ん」気持ちが良い。ふと俺の周りを珍しい南国の蝶が飛んでいく。日本のマニアに売ったら、数ヶ月は何もしないで暮らせそうなほど珍しい蝶だ。でも、残念ながら俺はカブトムシも蝶もまったく興味が無いのだ。さて、このカオソック国立公園からさらに2時間ほど北上するとラノーンに着く。漁業が盛んな町である。ビルマ人の出稼ぎ労働者も多い。おまけにこの町には温泉まであるのだ。
素晴らしい眺望のカオソック国立公園 ほんのりと汗が心地よい森林浴!
ところが特筆すべきは、そこから船に乗って30分で行けるカジノの存在である。日本人には、カジノと言えばアメリカのラスベガスを思い出すだろう。しかしタイの近隣諸国にも豪華なカジノがあるのだ。ここで一攫千金を夢みて、プーケットあたりに別荘を建てるのも悪くない。なんなら無人島ごと買っちまって、自分の王国を作ってみるのも良い。でも住人は現地の動物だけだろう。ま、いずれにしてもカジノで勝ってから考えた方が良さそうである。さて、カジノに興味の無い人はプーケット空港からカオラックまでの途中に、洒落たタイムアンビーチゴルフがある。コースはそれほど難しそうに見えないが、18番ホールの最終ミドルホールは400ヤード以上もあり、唯一このゴルフ場でアンダマン海を眺めながらプレーができるコースである。英国のセントアンドリュース並みの海風が吹くかもしれない。で、何と言ってもカオラックはシミラン島までのファンダイビングが近いのだ。プーケット島から船で行くと6時間かかるところが、カオラックからだと3時間で行けちゃうのだ。現地には日本人インストラクターが集まっているダイブショップもある。手付かずの自然が残っているカオラックリゾートは、今が旬と言えるかもしれない。後5年もすれば、パタヤ、プーケット、サムイ島に次いで賑やかなリゾート地になってしまうかもしれない。
シーサイドコースを楽しめるタイムアンビーチゴルフ こんな所に両替所が!賑やかになるのは意外に近いかも
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